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宗田 真理子(そうだまりこ)さん(2018年11月)

宗田真理子さん

宗田 真理子(そうだまりこ)さん

宗田さんが18歳のときに、大学学長の誕生日を祝ったときのこと。

『私一人のために何かする気持ちを、もっといろいろな人に分けてあげてください。』と、学長からの一言をきっかけに、重度障がい者施設でボランティア活動を始められました。

宗田さんは、毎月2回、朗読サービス「あけびの会」の活動日に、自転車に乗って城山保健福祉センターへ通います。市内の視覚に障がいのある方のために、城山地区発行の広報紙(公民館報・城山情報・高齢者支援センターだより)や社協だより、ボランティア通信(ボランティア協会発行)をカセットテープに録音するためです。

*録音したカセットテープは、希望者のもとに届けられ、地域の情報を得る手助けとなっています。

何よりも、人とのつながりを大事にし、録音テープの向こうで聞いている人のことを思い、仲間たちと録音室のマイクに向かっています。

「あけびの会」以外でも、「赤十字奉仕団」、「城山助けあい支えあいセンター」、「若葉ほっこりーな」等、活動は、多方面にわたっています。

 

 

以下、城山保健福祉センター=保健センターとします。

 

朗読サービス「あけびの会」での活動を始めたきっかけは?

娘が中学生のときに福祉委員をしており、「保健センターで朗読のボランティアがある。」という情報を教えてもらい、もともと朗読することが好きで興味があったので、即、入会することに決めました。

 

宗田さんは、ボランティアをはじめいろいろな活動をされているようですが…

「あけびの会」に入会したことがきっかけで、「城山町ボランティア連絡会(ボラ連)」、「赤十字奉仕団」、「城山地区社協」、「城山公民館運営協議会」、「城山地区まちづくり会議」と、次から次に活動の場が増えました。

城山町の時代には、保健センターを拠点に活動していた団体の方々と知り合うことができました。また、「ボラ連」の活動の中で、障がい者支援団体との交流や、視覚障がい者の誘導、車いす介助を学び、実際に目の不自由な方と電車で外出・交流する機会もあったりと、様々な経験をさせてもらいました。

小学校の福祉講座で車いす指導をする宗田さん

小学校の福祉講座で車いす指導をする宗田さん

 

一つ一つの経験を通じて得た知識が、私の自信になっています。今では、街で困っている障がい者を見かけたとき、ためらわず声をかけることができるようになっています。

 

ボランティア活動から得たものは何ですか?

活動を通じて多くの人とつながることができました。そのことで、悩みごとや困りごとがあっても一人で抱え込まず、「周りの人に助けを求めることも大切」ということを学びました。

実際に、母を介護していたときや、自分が病気になったときなどは、周りの人たちにたくさん助けていただきました。

 

宗田さんにとってのボランティアとは?

歳をとっても成長できて、自分が生かされる場所だと思います。家族に理解してもらいながら、楽しく活動しています。

 

10年後はどうしていると思いますか?

今と変わらず、自転車に乗ってボランティアに出かけていると思います。


 

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