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給食で見守り~新磯地区社協~(相模経済新聞平成27年8月10日号掲載)

新磯地区社会福祉協議会 会長 安藤義三

新磯地区は、相模の大凧まつりやざる菊花見会など、一年を通じてさまざまなイベントが催され、地区に多くのにぎわいをもたらします。住民はこのような地域の特色を未来に継承しようと努め、助け合いや支えあいの精神を育んでいます。
ただし、一部では開発も進み流入人口も増え以前のような顔の見える関係が形成しづらくもなってきました。
そこで新磯地区社会福祉協議会では、数年前より地域の未来を担う子どもたちの福祉の心を育てようと、夏休み期間を用いて小学生福祉体験講座の開催や世代間の交流に務めています。

新磯小学校からもち米が贈呈される

新磯小学校からもち米が贈呈される

その一つが見守りの必要な高齢者世帯を対象に行っている給食サービスでの「お赤飯弁当」です。ボランティアが作ったお弁当を民生委員が安否の確認を兼ねて年4回お届けします。
毎年1月、毎年新磯小学校の児童が育てたもち米を地区社協に寄贈して頂き、これをお赤飯に調理して配ります。子どもたちのメッセージが書かれた掛け紙は利用者に大変好評を得ています。

 

一方、この給食サービスが目的としている安否確認は、毎日の生活の中で行われることがより理想です。そこで現在、地区内の高齢者等の見守りをする新たな仕組み「新磯見守りステーション」の設置に向けた検討を進めています。
担い手となる見守り活動協力者を募集し、登録した対象者の世帯に対し、外部からのさり気ない見守りや、ちょっとした声掛けに取り組むものです。このような活動を通じて住民が支えあい、これまで以上に皆が住んでよかったと思えるような町になることを目指しています。