相模湖地区社協ぬくもりスタッフの皆さん
平成23年4月 相模湖地区社協が開始した「こんにちは赤ちゃん!さがみこ“ぬくもり”支援事業」。これは地域で生まれた赤ちゃんを祝福する手づくりプレゼントを贈るとともに、子育て世代と民生委員児童委員、主任児童委員のつながりづくりを進めるために開始した新しい事業です。手づくりプレゼントは大好評。現在まで約90人の赤ちゃんとご家族に“ぬくもり”を贈っています。今回はその手づくりプレゼントを作成する縁の下の力持ち「ぬくもりスタッフ」のみなさんのお話を伺いました。
「平成22年度の福祉コミュニティ形成事業の検討の中で「こんにちは赤ちゃん!さがみこ“ぬくもり”支援事業」が考えられました。その中で手づくりおもちゃを作るスタッフが必要という話になりました。スタートするにあたって、手づくりプレゼントを委員で手づくりするのではなく、広く地域の人材を発掘しようということになりました」と清水ふみ子さん(写真右)。清水さんは主任児童委員であり、福祉コミュニティ形成事業について検討を行った相模湖地区社協地域福祉推進委員会委員です。「平成23年2月に地区社協広報で募集を行い、また個別に声を掛けた結果、民生委員の方をはじめ、現在では10人のスタッフで地域の民家に集まっておもちゃや赤ちゃん用品を作っています。」
「私たち主任児童委員や民生委員は実際にプレゼントを届けて大変喜ばれています。本当に赤ちゃんやご家族の笑顔には癒されます。」相模湖総合事務所3階にはプレゼントを渡した時のたくさんの笑顔の記念写真が張り出されています。「プレゼントを送り始めて現在まで89人(12月現在)の方に贈ることができました。
昨年、プレゼントを贈った方たちにアンケートを取ったのですが「家族だけでなく、地域の方々が祝福してくれることがとてもうれしい」という、私たちにとってもうれしい声をいただくことができました。」
「直接、赤ちゃんに会うことはないですが、小さい、かわいいものを作るのが楽しいし、楽しみながら地域の子育て支援に役立っていることが写真やアンケートから感じられることがうれしいんです」と降矢さん。(写真右)
「さらに、集まって作業する時にいろいろなアイディアを持ち寄ってプレゼントを考えるのも楽しいですね。」
「プレゼントのよだれかけ(スタイ)ですが、写真のとおり1枚のタオルに手を加えたものです。」
さらに「みんなで集まってプレゼントを作りながらおしゃべりをするのも活動の魅力です。」と皆さんは声を揃えます。
作業場所はスタッフの方が所有する普段使われていない民家。ここでは定期的にふれあい・いきいきサロンも行われているそうです。
地域の社会資源、知恵、そしておばあちゃん(失礼)の技術を結集した「ぬくもり」が、生まれてくる子供たちを待っています。