白井英子さん(2013年12月)
白井 英子(しらい えいこ)さん
昭和27年、新潟県生まれ。緑区三ヶ木(旧津久井町)在住。
体育指導委員として社協の委員になったのがきっかけ。
現在は津久井地区社会福祉協議会中央支部長、中央ふれあいサロンの代表を務める傍ら、市の介護相談員や県警の少年補導員など、様々な地域活動で活躍されています。
活動を始められたきっかけを教えてください
20年程前に体育指導委員を受けたのがきっかけです。
体育指導委員になると社協の委員になるのですが、当時、社協の「やすらぎステーション」(高齢者の集いの場)で体育祭をやっていて、その時に準備運動スタッフとしてお手伝いしたのがきっかけです。
結局、体育指導委員を10年務めた後、社協の会計をやり、支部長を任されました。
津久井地区社会福祉協議会中央支部ではどのような活動をされているのですか?
津久井地区は広域なので9つの支部に分かれているのですが、それぞれの支部で「やすらぎステーション」という高齢者の集いの場を毎月開催しています。
中央支部では、介護予防レクリエーションやバス旅行の他に、年2回小学2年生と6年生の子どもたちとの世代間交流を行っています。
元気な子どもたちとの交流を楽しみに大勢の高齢者の方々が参加してくれています。
中央ふれあいサロンについてもお聞かせください。
「やすらぎステーション」よりももっと身近な地域での交流の場を増やしていこうと、自治会館を借りて高齢者サロンをやっています。
他のサロンは参加者に楽しんでもらうためにトランプや麻雀をやっていたりしますが、うちのサロンは女性ばかり15人程なので、おしゃべりだけであっと言う間に2・3時間経ってしまいます(笑)。
本当に皆さんおしゃべり好きで、いつも何も用意しなくても楽しい時間が過ごせるので、続けるのも全然苦になりません。
うれしかったことや印象に残っているエピソードはありますか?
小学6年生との交流を毎年行っているので、卒業式に手作りコサージュを贈ろうとサロンの参加者で作って子どもたちに贈りました。
サロン参加者の代表が学校に行き子どもたちに手渡しましたが、子どもたちが大変喜んでくれましたし、作った高齢者も、お互いが喜びあえたのがうれしいエピソードです。
今後の抱負をお聞かせください。
津久井地区社会福祉協議会では「声かけ・見守り」のしくみを小網支部がモデルでやっているのですが、今年はこの取り組みをスタートさせたいと思っています。
新潟に高齢の母が一人で暮らしているのですが、津久井地区も高齢化が進み、そうした孤独な高齢者が目立つようになってきました。津久井で暮らしているお年寄りが母親とダブるのですが、高齢者が一人でも寂しくなく生活していけるように、昔ながらの隣近所の助け合いの関係を地域に根付かせていけたらと思っています。
インタビューを終えて
毎日のように忙しく地域で活躍されている白井さん。
サロンに参加する高齢者から「いつも楽しみにしているよ」の一言が励みとおっしゃっていました。
持ち前の明るさが人を引き付け、白井さんのまわりはいつも賑やかです。