大谷 勝子さん(2015年4月)
大谷 勝子(おおたに かつこ)さん
平成21年から自分の健康と生きがいのために、不要になった着物の生地を使って「福を運ぶ鳥、フクロウのマスコットづくり」を始めて、今年で7年目になります。今年の2月までに、1,870 個を市社協に寄付しました。街頭募金や地域でのイベントで市民にお渡しして喜ばれています。
マスコットづくりをはじめられたきっかけを教えてください
ある日、町田に買い物に行ったときに、手芸用品の店で、ふくろうのマスコットをみつけて、これなら自分でできるのではないかと、作り始めたのがきっかけです。子供の頃から手芸が得意で、お手玉などを作って兄弟と遊んでいましたし、着るものも自分で作っていたので、お店のふくろうをサンプルにして、少し小さめに作ってみました。
マスコットは、どうやってつくっているのですか
材料は、不要になった着物の生地や端切れを使っています。身体は糸で縫って、中身に綿を詰めて、目玉は、ボンドで貼って作っています。ふくろうのおなかと体に違う色の布を使うので、色が映えるようにバランスを考えながら、工夫しています。ひとつ作るのに5分から10分くらいかかりますが、受け取ってくださる方の笑顔を想像しながら楽しく作っています。
どうして市社協に寄付するようになったのですか
最初は、自分の生きがいのために作りはじめたのですが、作ってみるととても面白いし、楽しい。また、お友だちや知人に差し上げると喜んでもらえるのが嬉しかったのです。それにしても、たくさん作ったので、何とかしようと思ったときに、以前、市社会福祉協議会にたまった小銭を寄付したことを思い出して相談したのが、きっかけです。自分の作った「福を運ぶ鳥、ふくろうのマスコット」で、皆に幸せな気持ちになってもらいたいと思います。
永年愛用のお針箱 |
今後についての思いやマスコットづくりを通じたエピソードは、ありますか
これまで、1800個のマスコットを作ってきましたが、これからもできる限り、続けたいと思います。マスコットは、市社協に寄付する以外に自分でも持ち歩いて、知らない方とお話しするときのきっかけづくりにもなっています。人と人とのつながりって、大事だと思います。
たまに、以前マスコットを差し上げた人から、目玉がとれたり、古くなってしまったと言う話を聞いて、新しいふくろうと交換してあげたりしています。古くなったものも捨てないで、目玉など使える部品等は、はずしてしっかりリサイクルしています。
インタビューを終えて
ご夫婦ともにお元気です |
大谷さんは、とっても元気な方です。「ふくろうのマスコット」以外にも「押し花」や「つるし雛」、「押し絵」、「切り絵」などを作って楽しんでいます。毎週、カラオケ教室や卓球に通うかたわら、毎月、中央地区のふれあいいきいきサロン「水曜会」にも参加して、地域の方ともしっかり交流しています。「水曜会」では、「押し絵」の作り方を参加者に教えることもあるそうです。ひとりだけでなく、皆で楽しもうと思う気持ちが素敵ですね。
ご主人のとなりで笑顔で話す大谷さんが印象的でした。
ネイルも素敵です |
そうそう、大谷さんは、両手の指に素敵なお花のネイルしていました。お孫さんがネイルの先生で、筆を使って書いてくれるのです。と嬉しそうに話してくださいました。
とてもおしゃれな大谷さん。これからもお元気で、マスコットづくりを続けてくださいね。