手話サークル「わなげ」の皆さん(2017年1月)
手話サークル「わなげ」の皆さん
平成8年に発足し、現在は手話の勉強会のほかに、福祉啓発のひとつとして、子どもに手話を教えたり、地域サロンでは参加者と一緒に手話歌を楽しんだりしています。
わなげの活動についてメンバーの皆さんからお話を伺いました。
活動のきっかけを教えてください
きっかけは平成8年頃に藤野町社協主催の手話講座が開催され、その後卒業生達で結成されました。現在の会員は8名です。発足当時のメンバーはほとんどいないのですが、会として約20年間続いてきたというのはすごいことだと思います。
サークル名の「わなげ」の由来は、輪投げの輪がチェーンのようにつながっていく、みんながつながる、という意味があると発足当時のメンバーから聞きました。
名前のようにみんな仲が良くつながっています。
どんな活動をしていますか
月2回(原則第1・第3水曜日 午後2時~3時30分)の勉強会を行っています。勉強会の講師は会員が持ち回りで行い、教材も講師になった人が自由に選びます。責任を持って人に伝える、情報を提供することで、自分もさらに学ぶことができます。
最近は、2か月に1回、聴覚障がい者の方を招き交流しながら学習会も行っています。
勉強会のほかに、学校での福祉教育の授業や社協の子どもの福祉体験講座等で教えることがあります。子どもは覚えるのがとても早いですね。
また、高齢者サロン等に行って歌に合わせて手話をみんなで行うなどして楽しいひと時を過ごしています。
平成27年度からは、「藤野地区福祉のつどい」で聴覚障がい者の方にも伝えられるように、と手話通訳を行うようになりました。イベントでの通訳という目標を掲げて、さらに努力し、毎回当日に向けて通訳の練習を重ねてきました。
式典での手話通訳 |
今後の抱負について教えてください
みんないい人ばかりで楽しいです。もっと仲間がふえるとにぎやかになるので、興味のある方ぜひ老若男女問わず参加してほしいです。
また、要請があれば小中学校へ出向いて手話を教えに行きます。少しでも多くの子ども達に手話を知ってほしいです。
これからは、みんなが検定試験に挑戦しそれぞれが頑張って、また活動に生かせていけたらいいなと思っています。
芸人のお笑いショーでの手話通訳 |
インタビューを終えて
「福祉のつどい」では、メンバーで交代しながらみんなでつなぐ手話通訳を丁寧にされていたのが印象的でした。
地道なサークル活動を続けてきたことが、通訳等の活動へと広がってきたのではないかと思います。これからもますますのご活躍に期待しています。