企業・法人の本業や持ち味を生かした福祉活動⑦
車椅子の寄付で、もっと住みよいまちに!
シリーズ第7回目は、中央区富士見にある不動産会社「株式会社サンヨーホーム」様を御紹介します。社長の大沼春雄様にお話を伺いました。
株式会社サンヨーホーム
車いすの御寄付を始めたきっかけは何ですか?
大沼春雄 社長
平成29年に、会社が創業45周年を迎えたことがきっかけです。「周年事業として、地域のために何かできないか」と考えた際に、市民の方々の通院や買物などの外出、子どもたちの福祉体験講座など、車椅子は、幅広く役立つと伺い、寄贈を始めました。
これまで、子ども用を含む30台の車椅子を相模原市社会福祉協議会へお届けしました。
この寄付活動に込めた「思い」を教えてください。
私は、若いころに貧乏で苦労した経験から、誰かの助けになりたいと強く思い続けてきましたが、経済的・精神的な余裕が少なく、なかなか活動を始めることができませんでした。
そんな私が、今、活動に取り組めているのは、ここまで長きにわたり会社を支えてくださった地域の皆さんのおかげです。本当に幸せに感じています。
今後も活動を継続し、地域に向けて恩返しをしていきたいです。
今後の目標など、ひと言お願いします。
今後の目標は、まず、再来年(50周年)までに合計50台の車椅子をお届けすることです。それが達成出来たら、次の活動を考えたいと思っています。物品の寄付に限らず、日本赤十字奉仕団やユニセフなど、地域貢献活動に幅広く携わっていきたいですね。
〇相模原市社会福祉協議会より
(株)サンヨーホーム様から御寄贈いただいた車いすは、主に小・中学生等を対象とした福祉体験講座など、福祉の理解促進に活用させていただいております。誠にありがとうございました。