みんないいひと誕生秘話
みんないいひとは、相模原市社会福祉協議会にとって重要なキーワードです。みんないいひととの出会いは、「福祉というものを一般の人にわかりやすく説明したパンフレットをつくりたい。それには漫画によって解説したら簡単に理解してもらうことができるのではないか」と市内在住の漫画家秋竜山先生に相談を持ちかけたことが始まりでした。秋先生は、「パンフレットもいいけれど、いっそのこと小冊子にしたほうがいいんじゃないですか」とのことで、福祉を題材にした漫画の作成を依頼したのでした。
しかし、漫画の構想を練る秋先生は、福祉となれば高齢者や障がい者も登場してくる中で、当人にとっても家族にとっても不愉快になるのではと日々悩んだある日、「そーだ!“みんないいひと”というタイトルにしよう!みんないいひとが集まる。そこには当然、いいことが生まれるはずである。それが福祉というものではないか」そんな発想から、昭和59年に福祉マンガ「みんないいひと」が誕生したのでした。
この福祉マンガの誕生を期に、広報紙の名称も「みんないいひと」、社会福祉大会のタイトルも「市民みんないいひとの日」、地域福祉活動計画の名称も「みんないいひとネットワークプラン」など様々なところで「みんないいひと」をキーワードに事業を実施しています。
秋先生の描く福祉マンガの登場人物は、みんな素直でおせっかい、人情にも篤い本当に「いいひと」たちです。一人でも多くの「いいひと」が手をたずさえることにより、高齢者や障がい者、子どもたちみんなが安心して暮らせる「温もりのあるまち」ができるのではないかと思います。これからも「みんないいひと」の輪を市域全体にひろげていけたらと思います。
みんないいひと 漫画家 秋竜山
みんないいひとって どんなひと
おじいちゃんのようなひと おばあちゃんのようなひと
おとうちゃんのようなひと おかあちゃんのようなひと
おにいちゃんのようなひと おねえちゃんのようなひと
おとうとのようなひと いもうとのようなひと
みんないいひとって
みんな みんな みんな かぞくです。