杉本公子(すぎもと きみこ)さん
相模原市緑区藤野在住
藤野駅前にあるともしびショップ★アップルを 週5日(月~金)切り盛りするボランティアさん。地域交流の場でもあるアップルを10余年に渡って支えて来ました。
アップルを始めたきっかけを教えてください。
私には、知的障がいのある長男がおります。
その関係で、「たんぽぽ」という親の会に入っており、会長を務めていたこともあります。
私が会長だった平成13年頃、藤野地区にある障害者施設や親の会などの福祉団体、藤野町社協で障がいのある方の社会参加、地域との交流の場をつくろうと協議しました。
ともしびショップとは、「障害のある方が働くことを実感し、仲間や地域の方々とのふれあいを通して、その自立と社会参加を実現していくために県社協が認定して営業を行う喫茶店や売店」です。私たちが目指しているものと同じであると考え、藤野地区にともしびショップを設置するために、何度も集まって協議し準備をしました。
平成14年、県社協から認定と支援を受け、ともしびショップ★アップルがオープンしました。当初は、駅前ではなく、今よりもお店もやや小さめでした。ボランティア等支援スタッフ3人、施設を利用している障がいのある方3人でお店をオープンしました。私は当初は、親の会の会長だったことともあり、ちょこちょこと顔を出して“お手伝い”をしている立場でした。オープンしてから一年を経過するかしないかの時、気が付いたらいつの間にか、他のボランティア、スタッフ、障がいのある方とでお店を切り盛りしている立場となっていました。
アップルのスタッフと一緒に (右から2番目) |
日々の活動から感じていること。
週5日(月~金曜日)お店をオープンすることは、やはりたいへんと思うこともあります。8時半にはお店に行ってお客さんが来たらすぐに対応できるようにしています。
1日だけではなく毎日のことであるので、夫からも「ボランティアで、そこまでやる必要があるのか」と苦言を呈されたこともあります。しかし、この記事を掲載するにあたっては、夫が快く「いいよ。」と言ってくれました。「陰で支えてくれてるんだな」と感激しました。
平成17年に、藤野駅前にお店が移転しました。駅前なので地域のおなじみの方々やハイカー、工事の作業員、ビジネスマン、学生など駅を利用している様々な方々がランチを食べに、コーヒーなどのお茶を飲みに訪れます。いろんな人が来て、お話しすることができ、とても有意義な毎日となっています。地域の交流の場となっているので、とても遣り甲斐(やりがい)を感じています。
藤野へお立ち寄りの時はぜひ、ともしびショップ★アップルへお越しください。
日替わりランチ、ピラフ、うどん、コーヒー、アップルジュース、ソフトクリーム
などのメニューを用意してお待ちしております!!
〇問合せ ともしびショップ★アップル (藤野駅前 緑区小渕1710)
電話 042-687-4033
〇営業時間 月~金曜日 午前9時頃~午後4時