シリーズ 若者が語る! 福祉のしごと・魅力発信 Vol.2
社会福祉法人 上溝緑寿会 特別養護老人ホーム コスモスホーム
岡本 千穂(おかもと ちほ)さん
「私たちだからできるこの仕事」
「中学生の時、ボランティアで老人ホームへ行ったことをきっかけに、福祉科のある高校へ進学しました。高校時の実習で、利用者と職員の笑顔と丁寧な介護を見てこの仕事を目指すようになりました」と話すのは、岡本千穂さん(28歳)。福祉系の専門学校を卒業後にコスモスホーム(中央区)に入職し、現在9年目。20人定員のフロアを担当し、食事や入浴等の日常生活のサポートを行っています。「職員の問いかけにも反応が少ない認知症の方でも、毎日の積極的な声かけを続けた結果、徐々に反応が見られることもあります。そんな時は日々の積み重ねの大切さとやりがいを感じますね」と岡本さん。
「利用者さんの体調が悪くなっていくのを目の当たりにしたり、最期を看取る辛さもあります。しかし、“ここは二番目の家”、“ここで最期を迎えられて良かった”と言ってくださる方もいます。時には利用者の家族よりも身近な存在である介護の仕事。その方らしく生活してもらうことは、私たちだからできる仕事だと思います」と仕事の魅力について話されます。