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根岸昭臣さん(2014年4月)

根岸さんの横顔

根岸 昭臣(ねぎし てるおみ)さん
精神保健ボランティアグループ「ひびき」代表
平成6年に精神保健ボランティア講座を受講したのをきっかけに「ひびき」に入会。以来精神障害のある方々へのボランティア活動を実践。中でも障害のある方の気軽に集まれる憩いの場「ほっとハウス」を立ち上げ、運営には15年に渡って携わっている。
平成25年 精神保健ボランティアグループ「ひびき」は厚生労働大臣表彰を受賞。

 

活動を始められたきっかけを教えてください。

平成6年当時は会社員で、土日の時間を持て余してたんですよね。それで、偶然市社協がやっていたボランティアの入門講座を受講して、相模原ボランティア協会が運行している車いすのまま乗れるハンディキャブ号の運転活動に参加していました。そんな時に、市社協主催の精神保健ボランティア養成講座というのがあったので受講をしてみたのがきっかけです。何かできることがあれば、福祉分野じゃなくてもよかったんですよ(笑)

それ以来、もう20年にも及ぶのですね。この20年の中で印象に残っている活動はなんでしょう。

「ひびき」は個人の方の個別的な支援ももちろん行うんですが、「ほっとハウス」という憩いの場の運営が主な活動の一つです。この当時は精神障害の方を対象とした相談支援、交流の場である地域活動支援センターがなかったんですよね。精神障害のある方は、地域作業所などの施設と自宅を往復するばかりでそれ以外の居場所がない。だからほっとできる場所を作ろうと始めたのが「ほっとハウス」です。「ほっとハウス」は自主運営なので、拠点を借りるためにイベントなどでバザーをやって資金集めが大変ですが、ご自身の居場所として来てくれる方がいるのならがんばろうと思ってやっています。(笑)今では、地域活動支援センターが設立されてますが、それぞれの方が自分に合う場所を見つけてくれればいいと思ってます。

「ひびき」は、その他にもいろいろな活動をされていますよね。

「ほっとハウス」が一つのきっかけとなって、女性だけの集まりが欲しいね、ということで「レディスクラブひまわり」を作り、うつの人の集まりが欲しいね、ということで「ラベンダーの会」というものも作って、いずれも月1回程度定期的に開催しています。

インタビューを受けている根岸さん

活動をされるにあたって大切にされていることは何ですか。

顔の見える関係だと思います。メールやインターネットといった情報手段はありますけど、障害のあるなしに関わらずそれだけじゃ不安でしょう。頼みやすい、相談しやすい関係ってやっぱり面と向かって顔を合わせることだと思うんですよね。だから、僕も極力いろんなところに出向いていろんな方と会って話をするようにしています。「ほっとハウス」を立ち上げる時には保健所や市社協の方と一緒に京都府の宇治市まで行きましたし、「レディスクラブひまわり」は横浜の活動を参考にしました。県内の精神保健ボランティアの連絡会があるので、面白い取り組みの情報をもらったら見に行くようにしています。

今後はいかがお考えでしょうか。

「ほっとハウス」については、来ていただける方がいる限りは継続したいですね。できればたくさん同じような場所を作っていきたいです。
ひびきの活動は会員みんなで支えていかなければ成り立たないので、一人一人できるところを関わってほしいです。新しい会員も増やしていろいろな考え方で取り組んでいただき、精神障害の方が集える場を提供するなど会の活動を活性化したいです。

皆さんにメッセージをお願いします。

まずは少しでもボランティアに興味を持ったらボランティアセンターなどに連絡をしてみてほしいですね。待ってたんじゃ何も変わらないですから。一緒にやってみましょう。
それとボランティア活動はできる範囲でできることをというのが基本なので、仕事や親の介護、孫育てなどそれぞれの生活の中のほんの一部でもいいのでボランティアに参加してもらえればと思います。ボランティアをやることによっていろんなことを学べるし、人との出会いもあるし、楽しいですよ。


インタビューを終えて

活動を始めたきっかけは何でもよかった、とおっしゃる根岸さん。興味を持ったものにまず取り組み、顔の見える関係を作っていくことによって精神障害のある方の気持ちやニーズを正確にとらえ、それに寄り添って何とかしようとされた結果が今の活動に結びついていると思われます。
ボランティアをやってみようかな、と思われたらボランティアセンターへお問い合わせください。

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