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地域にいこいの場を~東林地区社協~(相模経済新聞平成26年11月10日号掲載)

東林地区社会福祉協議会 桑野千佐子会長 

東林地区社会福祉協議では2008年度から地域の人たちが集い、くつろげる「東林いこいの広場(広場)」を地区内3か所で開催しています。
東林ふれあいセンターや公民館で毎月第一・三金曜日と第四火曜日に開催する「広場」には、高齢の男性が一人でふらりと訪れたり、幼児連れのお母さんのグループや常連の方が友人を連れてきたり、最大で約130人が来場します。「東林地区ボランティアグループ」や食生活改善推進団体「わかな会」の有志による手作りの軽食を味わいながら、楽しいひと時を過ごします。

にぎわい処の様子

ボランティアが活躍する「東林いこいの広場」

くぬぎ台地域活動施設で毎週木曜日に開催する「木曜喫茶」にも毎回約50人が来場されます。「広場」の担い手の中心は「東林男性ボランティアの会」。男性ボランティア手作りの麻雀卓を囲んだり、囲碁や将棋に興じたり、コーヒーに舌鼓を打ちながら、おしゃべりに花を咲かせています。

活動を支えるのに欠かせないのが、地域の担い手づくりです。
東林地区社協では、身近な地域について伝え、活動の担い手を育てるための福祉講座「東林いきいき塾(塾)」にも取り組んで5年目を迎えました。年6回ほど開催される「塾」では、「ボランティア入門」や介護技術、中学生対象の「ヤング防災ボランティア体験」など講座を開催しています。

 

入門講座では、「広場」のスタッフ体験も取り入れ、「塾」への受講をきっかけに、「広場」の担い手となった人も大勢います。
6年前、『一人も孤立させないよう地域づくり。近隣同士が顔見知りになれる地域づくり』を目指し話し合いを重ねた結果生まれた「広場」と「塾」。すべての住民が無理せず楽しく参加できる福祉活動を目標に、取り組みを続けています。