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皆で考える地域へ~小山地区社協~(相模経済新聞平成27年8月20日号掲載)

小山地区社会福祉協議会 会長 増田國男

小山地区社会福祉協議会(以下「小山地区社協」)は、多くの世代、団体の参加・協力を得ることを心がけています。
子供達には夏休みに「ジュニアボランティアスクール」を開催。小・中学生が身近な地域での福祉について考えてもらうことを目的に、この夏は50名以上が参加しました。車いすで公民館を出発して駅前のスーパーまで買い物をする体験(写真)では、何気なく通っている道も「普段気づかないけど、街中には車いすで歩きにくい場所がいくつもある」との感想も聞かれ、地域のバリアフリーについて考えさせられたようです。
「ひまわり昼食会」では、ひとり暮らしの方・80歳以上の高齢者夫婦の方を対象に昼食や催し物を提供しています。加えて、高齢者対象の「ふれあい・いきいきサロン」や子育て中のお母さんを対象の「ふれあい・子育てサロン」など様々な団体の支援を行っています。

新たな取り組みとしては、地域の困りごとをみんなで考え、解決する仕組みをつくろうと「福祉コミュニティ形成事業」に着手しました。昨年度は専門の委員会を立ち上げ、「こんなことで困っている人がいる」、「こんな取り組みがあった」などの意見をもとに地域で活動している団体などから聞き取りを行い、課題を整理してきました。その結果、「みんなが集まれる場所」や「困りごとを相談できる場所」が必要とのことで一致しました。

 

今年度は公民館を拠点に「憩いの場」の立ち上げと、「相談ができる場所」のあり方について検討を行っていく予定です。
今後とも地域の方々や地域の団体の声に耳を傾けるとともに、より多くの地域の方々の参加を得ながら事業を進めていきたいと考えています。