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住民が世代間交流~藤野地区社協~(相模経済新聞平成27年4月10日号掲載)

藤野地区社会福祉協議会 会長 大塚 章

藤野地区は、山梨県との県境に位置する起伏が激しい山間地域であり、住民は50程度の小集落(自治会)で生活しています。高齢化率も約3割と市内の中でも高く少子化の影響もあり、限界集落となっていくおそれの地域もあります。
こんな状況の中、藤野地区では、早くから高齢者や子育てのサロン活動の取組みが行われてきました。「のびのびクラブ」は、20年前から活動する高齢者サロンです。現在14カ所で展開しています。また、藤野地区は公園なども少ないため、子育て中の親同士のコミュニケーションをとる場も少ない状況でしたので、「ミルククラブ」、「幼児教室」といった交流の場をつくり子育て支援を行ってきました。

にぎわい処の様子

子どもたちとの交流~ひまわり~

これらの高齢者、子育て支援の事業は、旧藤野町社協時代から藤野地区社協に引き継がれた地区社協の主要事業です。特に「ミルククラブ」は平成25年度に市社協事業から地区社協事業へと主催者が変わりました。
さらに、平成22年、市社協から「福祉コミュニティ形成事業」の指定を受け取り組みはじめたのが、「たまり場」づくりです。「世代を越えて誰もが気軽に集まれる場を地域にたくさんつくろう!」という声をきかっけに、平成23年に「隣組のお茶飲み会」平成24年に「ひまわり会」「さくら会」「ルピナス」が活動をはじめました。

 

元々、高齢化率が高い地域なので、世代を越えてと言っても高齢者の方が中心となっていますが、幼稚園に声をかけ、定期的に交流をはかったり、夏休みなどの長期休暇を活用して、子どもたちといっしょにイベントを実施したりと世代間交流、地域交流ができるように工夫しながら実施しています。
平成25年にともしびショップを拠点に、障がい者と地域との交流を目的に「たまり場アップル」がはじまり、最近では、公民館を拠点としたたまり場を試行的に実施した結果、現在6カ所のたまり場ができました。今後も力を入れていきたいと考えています。