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高齢者の声に耳を~清新地区社協~(相模経済新聞平成27年4月20日号掲載)

清新地区社会福祉協議会 会長 内田 久元

清新地区社会福祉協議会の会議で「防災訓練に参加する高齢者は少なく“防災”に関する情報が届いていないのでは」「ひとり暮らしだからこそ備えが大事なはず」などの意見が挙がったのは、昨年の11月です。
日頃から地域の困りごとに耳を傾け、福祉講座や交流会、広報紙の発行などを通じて、身近な地域での助け合いの活動を進めている私たちは、この新たな課題への検討を始めました。そして3月、70歳以上のひとり暮らし高齢者を対象に開催したのが「防災カフェ」です。
「災害」への「ちょっとした備え」や「知っておきたい知恵」を伝え、「防災」を身近に感じてほしいと考えた企画に予想を上回る約70名の参加がありました。参加者の「災害時に何を持ち出せばよいの」「近隣の避難場所はどこだろう」などの声から、訓練には参加していなくても災害時に対する不安を感じている方が多いことを実感しました。

交流しながら災害へ備える「防災カフェ」

交流しながら災害へ備える「防災カフェ」

当日は講話「向こう三軒両隣りの防災対策」や、地震でガラスなどが飛散した室内を歩くための新聞紙でのスリッパづくり、非常食の試食、防災ビンゴ大会とまさに「防災」づくし。「カフェ」の名のとおりコーヒーや紅茶を飲みながら、参加者が互いの備えの様子を話したり、時にメモを取ったり、とても感心の高い様子がうかがえました。

 

この楽しいひとときが、日々の生活の中や災害時で活かされることができたらうれしく思います。今後も私たちは地域の皆さんの声に耳を傾け、それに応えるために何ができるのかを考え、協力して進めることを大切にしながら、活動を続けていきます。